業務上横領・情報漏洩のフォレンジック調査

社員による業務上の横領は、企業が警戒しなくてはいけない問題のひとつです。業務においてのあらゆるものが電子化しても、不正自体はなくなるわけではありません。請求書の発行などによる、会社の金銭の着服、商品や備品の横領などが考えられます。責任ある役割をもつ社員や、信頼している共同経営者や役員などの犯行では金銭的なダメージを受けてしまう以外にも、株主や顧客からの不信感を募らせてしまうことがあります。

情報漏洩(持ち出し)のダメージ

情報持ち出しとは、顧客の個人情報や企業秘密などを会社の外に持ち出し、不正に利用されてしまうことです。退職者が自ら開拓した顧客情報を、さも自分の財産のように持ち出す問題は社会的に問題視されています。個人情報は今は特に、扱いに細心の注意を要する情報です。
退職者に持ち出しを許してしまえば、社会的信用の低下などを含め、経済的な損失を招く恐れがあります。たった一度でも、情報持ち出し・情報漏洩があれば、いままで企業努力によって培った社会的信用が失われます。企業のイメージに傷がつき、同業他社に商機を奪われることもあります。

デジタルフォレンジック調査による早期解決でダメージを最小限に

事態を悪化させないために、不審点があればすぐに毅然と調査を行うべきです。会計ソフトのデータ、請求書の作成データ、メールの送信データ等、どのような手段で不正が行われたかフォレンジック調査で明らかになります。犯人や手口の判別について、デジタルフォレンジックPROと提携している法律の専門家とともに、スピーディな解決が望めます。

●USBメモリの持ちこみによるデータの複製履歴解析
●アクセス権限がある人物のIDの利用履歴解析
●サイトの閲覧履歴解析
●ECサイトや会員制サイトのログインIDとパスワード

業務上横領・情報漏洩(持ち出し)フォレンジック調査の詳細

業務上の横領・情報漏洩(持ち出し)の場合は、以下の5つのパターンによる発覚が常です。

  1. 内部・外部監査による指摘
  2. 不正を見つけた社員による会社内部への通報(相談窓口等)
  3. 不正を見つけた社員による会社外部への通報(弁護士等)
  4. 退職に関する手続きの過程での不審点(社用PC・スマホの点検等)
  5. 特定人物の日常の  言動から生じる疑惑(給料に見合わない装飾品等)

サービスの流れ

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01

ヒアリング

デジタルフォレンジックのプロセスは、まずお客様とのヒアリングから始まります。この段階では、お客様の課題や懸念事項を詳細に把握し、調査の目的や範囲を明確化します。

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証拠保全

当社では、高度な技術と最新の機器を使用して、データの複製や保全を行います。この段階では、データの完全性や法的証拠能力を確保するために、ハッシュ値の確認やCoC(Chain of Custody)レポートの作成など、厳密な手続きを踏みます。

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調査・解析

当社の専門家チームは、最新の解析ツールや手法を用いて、保全されたデータから関連情報や証拠を見つけ出します。調査結果に基づいて、不正行為の証拠や原因の特定、対策策定に役立つ情報を分析します。

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報告

報告書には、調査結果の概要や詳細な分析内容、推奨される対策などが記載されます。必要に応じて、裁判用証拠や法執行機関への提出に適した形式で報告書を提供します。

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